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■ リハくるコラム9 ■


産後骨盤矯正の落とし穴|箕面市で見かけた一場面から考える、正しいケアとは

先日、箕面市の街中で「産後骨盤矯正」と掲げる施設から出てくる方を見かけました。
産後と思われるその方は、背中が丸まり、腰もつらそうな様子でした。
本当に改善につながっているのだろうか、と自然に疑問がわきました。
腰痛

さらに考えると、現場では正しい評価を行わずに施術を提供している施設が少なくないことに気づきました。
期待した効果が得られず、不信感を抱く方が多いのも現実です。

産後の身体は非常にデリケートです。
正しい評価と根拠に基づいたケアが欠かせません。
間違ったケアに騙されないよう、本コラムでは「信頼できるケアを選ぶためのポイント」を解説していきます。


《近年の産後リハの実態》

近年、産婦人科でも「産後リハビリ」を取り入れる病院が増えています。
また、産後リハに関する研究や文献も増え、リハビリ専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が
科学的根拠に基づいて介入する重要性が広まってきました。

本来、産後の身体の回復や不調は専門的な知識と評価を必要とするもので、単なる手技だけで対応できるものではありません。
しかし、知識や評価が十分でないまま施術を行っている施設も存在します。
産後の不調を本気で改善したい方が、そうした場に通わされてしまわないよう注意が必要です。



《産後骨盤矯正に潜む落とし穴》

骨盤が「歪む」=不調の原因ではない

「骨盤が歪んでいるから不調になる」と宣伝されることがあります。
しかし科学的には、産後の腰痛や不調は筋力低下、ホルモン変化、育児による負担など、複数の要因が関わっています。

手技だけで根本改善できるわけではない

マッサージや矯正だけでは、一時的に楽になることはあっても根本改善にはつながりません。
本当に必要なのは、評価に基づいたリハビリや運動療法です。
骨盤の歪み セラピスト



《産後のケアに必要なのは「評価と根拠」》

リハビリ専門職は、筋力や柔軟性、日常生活動作を評価したうえで介入します。
これにより、一時的なケアとは異なり、長期的に再発しにくい身体づくりを目指すことができます。

また、産後の腰痛や肩こりなどの不調は、妊娠中に胎児をお腹に抱えながら生活することで脊柱に負担がかかることが大きな原因の一つです。
その結果、背骨や関節の可動域が制限され、さらに筋力低下も加わり、不調につながる場合が多くあります。
関節可動域測定



《信頼できるケアを選ぶためのポイント》

  • 体の状態をしっかり評価してくれるか
  • 施術だけでなく運動やセルフケアの指導があるか
  • 「なぜこの方法が必要なのか」を研究やデータに基づいて説明してくれるか
  • リハビリ専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)など、医療的な知識を持つスタッフが関わっているか

《まとめ》

産後の身体はデリケートで、正しい評価と根拠に基づいたケアが欠かせません。
「産後骨盤矯正」の看板に惹かれて通ったものの、効果が得られず不信感を抱く方も少なくありません。
だからこそ、本当に信頼できる場所でケアを受けることが大切です。
リハビリ専門職として、リハくるでは私たちは科学的根拠に基づいた方法で、産後の不調を安心して改善できる環境を提供しています。

抱っこ

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