■ リハくるコラム16 ■
《脳梗塞とは》
脳梗塞とは、脳の血管内に血栓が生成されたり、心臓内の血栓が血流の流れにのって脳内に運ばれ梗塞された結果、酸素が供給されなくなり、
障害を受けた部位に限局した症状が出現する疾患で、日本人の病気による死亡例で4番目に多い疾患です。
代表的な症状に、運動麻痺や高次脳機能障害、感覚障害、脳血管性認知症などがあります。
《脳梗塞のリハビリテーションについて》
脳梗塞を発症した場合、ほとんどの患者様が急性期病院と回復期リハビリテーション病院でリハビリを行います。
(発症から4.5時間以内に救急搬送を行なった場合は後遺症が軽い場合があるため回復期を挟まずに在宅復帰するケースもあります)
急性期病院では身体の状態に合わせ、ベッド周りの動作やトイレなど、一人でできる動作を可能な限り増やしていきます。この期間は特に注意が必要で
急変がリスクがあります。そのため全身状態に細心の注意を払いながらリハビリを行います。
急性期病院に入院できる期間は法律で決まっており、大体1ヶ月程度です。
その時期を超える頃に在宅復帰が困難な場合は「回復期リハビリテーション病院」へ転院し、在宅復帰を目指したリハビリを約半年間実施します。
脳梗塞は特定疾病と言って、介護保険を65歳よりも早く受給できる疾患に分類されています。そのため国の法律で40歳以降の方は介護保険を受給
することが可能です。
回復期病院の退院後は維持期と言って、リハビリで向上した身体機能の維持やさらなる機能回復を目指してリハビリを継続する必要があります。 40歳以上の方であればデイサービスや通所リハに通うことができますが、40歳未満の方や、地域によっては介護保険領域のリハビリの内容が充実しておらず、ご自身の行いたいリハビリとの方向性が合わず不満を感じる、という場合も少なくありません。
《脳梗塞の方が退院した後に悩むことは?》
脳梗塞後遺症を残した状態で退院した方で特に悩むことが多いのは「痙縮」と「歩行」そして「リハビリ内容のギャップ」が多いのではないかと思います。 ひとつずつ解説していきます。
「痙縮」とは、脳血管疾患の後遺症のひとつで筋肉の緊張が勝手に高まってしまい、ご自身の意図とは違う方向に関節が動いてしまったり、 緊張が高まることにより過剰に筋肉が収縮し痛みを伴うなどの症状が出る状態です。「痙縮」は自然治癒するということがなく、理学療法士が操作し 筋肉の緊張を落としたり、筋肉の緊張が不随意に高まらなくなるよう、分離運動を促す機能訓練を行う必要があります。
「歩行」は継続して行わなければ筋力や可動域が低下し、リハビリで回復した歩容がだんだん低下してしまいます。
また、もっと歩行の練習がしたいという思いで退院をされる方も多いと思います。
リハビリを行われる多くの方が「また歩けるようになりたい」という希望を持ってリハビリに取り組まれます。
せっかく向上した能力が退院後に低下してしまうのは、ご本人様にとって、お辛いことだと思います。
退院後にリハビリができるデイサービスに通い始めたが、マシンでの筋力トレーニングや肩を動かすだけだったなど、回復期病院でのリハビリ内容とのギャップに
苦しむご利用者様は意外と多いのではないでしょうか。可能であれば脳梗塞の方は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士による介入を継続することが望ましいと思います。
しかし、介護保険の点数には限界があり、ご自身の思うリハビリを受けられないため仕方なく可能な範囲でのリハビリを継続される方も現場でたくさん見てきました。
《もっとリハビリをしたい方は保険の領域を超えたリハビリの選択肢もある》
以前から、40歳未満の脳梗塞の方や後遺症をどうにかしたいのに満足のいく内容のリハビリが行えない方へのリハビリをどうするかという視点は、維持期の現場で問題視されていました。
そんな背景から誕生したのが「自費リハビリ」です。
しかし、現在の自費リハビリの形態にも問題があると私は感じています。
それはあまりにも価格が高額なこと
本来医療は必要な人に届くべきものです。
しかし回数券で高額な支払いを行わなければならないなど、あまりにも日本の現状とミスマッチな施設が多いことに疑問を感じていました。
ロボットリハを取り入れている施設などもありますが、価格は高額です。
支払えなくなったらそこで終わりなのか?と、リハビリ職としては疑問でしかありません。
リハビリを自発的に行いたいと思う気持ちはとても素晴らしいものです。
専門職がその気持ちを踏みにじるようなことは、絶対にしてはいけないと私は思っています。
そのため自費リハビリリハくる箕面は「予約だけで利用が可能で、ご自身のペースで好きな時に利用できる」という形を選びました。
《まとめ》
脳梗塞後遺症と自費リハビリは非常に相性が良く切っても切れない存在だと思います。そのため、リハビリをしたい方が現実的に利用できる環境をリハくるで整えていければと
思っています。
それは脳血管疾患に限らず骨折や狭窄症などの他の疾患や、リハビリが必要なご高齢者様などでも同じです。
リハビリをしたいと感じている皆様のご利用を、心からお待ちしております。
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